《第154回例会》
-文学座演-
『くにこ』


●解説
  昭和4年11月28日、東京の世田谷区若林町に一人の女の子が生まれました。
 その子の名前は“くにこ”。やがて、その女の子は物語の母になるのでした。
 この物語は、一人の女の子が物語の母になるまでを描くものです。
 彼女が見つめていたものが彼女に染み込み、いつの間にか彼女自身となり、言葉や物語としてあふれ出していく…。
 おかしくてやがて哀しい物語の母の物語。

 平成の人情喜劇作家・中島淳彦氏が文学座に書き下ろした作品です。
「向田邦子」が作家になるまでの軌跡を辿る評伝的な要素と、彼女が遺した数々作品からエッセンスを取り出したオマージュ的な要素を含んだ作品です。サクセスストーリーではなく、おかしくて哀しい、立派じゃないけど憎めない人間のあれこれを、「くにこ」の視線と通して描き出します。




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