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井上ひさしさんのメッセージ…
魯迅は、いまさら言うでもなく、アジアを代表する世界的文学者の一人です。
たとえば1927(昭和2)年、ノーベル賞選考委員は上海へ特使を送ってきました。
その年の文学賞を受けてくれるかどうか、魯迅の胸中を打診にきたのです。
さまざまな不幸な理由から、魯迅はこれを断りますが、とにかく彼はそれくらい注目されていたのです。
魯迅は、それから十年とは生きておりませんでしたが、ここに不思議なのは、
彼の臨終に立ち会ったのが、彼の妻と弟のほかは、みんな日本人だったという事実です。
帝国日本を心底憎みながら、しかし日本人を心から愛した魯迅。
これは魯迅とその妻と、彼の臨終に立ち会った4人の日本人の、ちょっと滑稽な、しかしなかなか感動的な物語です。
演出は丹野郁弓さん。こまつ座が初めてお迎えする、劇団民藝の才器です。
★第27回谷崎潤一郎賞受賞作
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